お知らせ

2023.01.14

恵みの雨 恵みの土

昨年のクリスマスイヴイヴ以来、実に3週間ぶりの雨となりました。所用で出ていた富士市から見た富士山も、雲に覆われて全く見えず。

されど、畑にとっては恵みの雨。

道の駅富士からの富士山

9月の台風からこっち晴天続きで、みかんにとっては甘味を増す天候でしたが、畑にとっては砂埃が舞うほどのカラカラの乾燥。有難い恵みとなりました。

雨を予測して降る前日、カラカラだった畑に肥料を撒き、造園作業で剪定した樹木を、先日購入した粉砕機で木っ端微塵のチップに変身させ、土の保湿剤として丁寧に野菜の根元に。

雨が天から地上への恵みなら、保湿剤チップは、樹木から大地へのお礼だと思うのです。

野菜も花も木も大地に根差していて、その大地が荒廃していたら育つどころか枯れ果ててしまいます。自然界であれお庭であれ、土に力があるから剪定が必要になるほど育ち、実りとなって私たちの食卓に上がってくれます。

育ち、剪定された樹木がチップとなって、次は大地を守り肥沃にしてゆきます。豊かになった土は更に、そこに根差す植物を力強く育てます。

山に自然に積もった腐葉土や倒木更新には敵わないまでも、庭師にも出来ることはあると思うのです。剪定した幹枝葉をただの廃棄物にするのでなく、土に返すお手伝い。

元気な土は美味しいを作る。

そのために出来ることを始めます。

2023年 鈴ノ木造園の持続可能な目標。

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